ねこがほらようすい

猫ヶ洞用水(ページ作成中)

名古屋府城志

享和元酉年末森むら猫ヶ洞池より分水の事を工夫し、同村井組高二百石譲り受、井元より用水を配分し、又新たに井筋長二千歩の間を疏鑿し、其間には盛井桁、或は池上に長六十間余の懸樋などを修造し、安田新田にては、あり来の井底より水高四尺余水重すすめるにより、枝井筋も縦横ほりわり、又末森村の内源蔵池の廃れるを興し、旁水かかりよくなるに従ひ、凡そ田十八町余開墾し、通計田の広二十四町ほどに及び、年々稼穡(かしょく)まし来れり